“こうしんざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
庚申山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬琴ばきんの『八犬伝』のうちに、犬飼現八いぬかいげんぱち庚申山こうしんざんで山猫の妖怪を射るくだりがありますが、それはこの『申陽洞記』をそっくり書き直したものでございます。
彼は又、かつて読んだ八犬伝のうちで、犬飼現八いぬかいげんぱち庚申山こうしんざんに分け入るの一段を思い出した。現八は柔術やわらに達していたので、岩の多い難所なんじょを安々と飛び渡ったと書いてある。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)