“こいと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小娘50.0%
小糸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こいさん」とは「小娘こいとさん」の義で、大阪の家庭で末の娘を呼ぶのに用いる普通名詞であるが、その時奥畑は妙子のことを「こいさん」と云うばかりか、幸子のことを
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
大阪では「お嬢さん」のことを「いとさん」あるいは「とうさん」といい姉娘に対して妹娘を「小糸こいとさん」あるいは「こいさん」などと呼び分けること現在もしかり。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)