“げきぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
檄文100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
挙兵の檄文げきぶんは忽ちに加津佐、串山、小浜、千々岩ちぢわを始め、北は有江、堂崎、布津、深江、中木場の諸村に飛んだ。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ある時、陸軍系統といわれた成城学校の生徒の一隊が済生学舎を襲うということがあって、うちの書生などにも檄文げきぶんのようなものがまわって来たことがあった。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
竜之助は読み下してみると、それは御親征について忠勇の士を募集するという檄文げきぶんで、誰が出したともわからないが、ただ「天忠組」とのみ署名してあります。