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けいようれい
ふりがな文庫
“けいようれい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
掲陽嶺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掲陽嶺
(逆引き)
すっかり
縒
(
より
)
が戻って、本来の気のいい人間に返っていたため、旅の二十日余りは、とまれ無事で
和
(
なご
)
やかだったが、いよいよ目的地の江州もほど近い
掲陽嶺
(
けいようれい
)
にいたって
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
掲陽嶺
(
けいようれい
)
を越えれば、まもなく道はかの
白楽天
(
はくらくてん
)
の“
琵琶行
(
びわこう
)
”でも有名な
潯陽江
(
じんようこう
)
の街を見る。——そして水と空なる雄大な黄色い流れは、いわずもがな、
揚子江
(
ようすこう
)
の大河であった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ゆうべ
済州
(
さいしゅう
)
から来た奴のはなしでね、
宋公明
(
そうこうめい
)
っていう人が、この江州へ流されて来るってんで、日どり、道すじをただしてみると、どうしてもここ二、三日中には、この
掲陽嶺
(
けいようれい
)
を通るはずだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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