“けいげつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桂月80.0%
傾月20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車中にて何心なく『太陽』を読み候に、君はもう今頃御知りなされしなるべし、桂月けいげつ様の御評のりをり候に驚き候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
大町桂月けいげつ、福本日南等と交友あり、桂月をののしって、仙をてらう、と云いつつ、おのれも某伯、某男、某子等の知遇を受け、熱烈な皇室中心主義者、いっこくな官吏、孤高狷介けんかい、読書、追及
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
四更しこう傾月けいげつに影を踏んで帰る。風流なようだが、露にぬれた。もうそんな話あ聞きたくもねえや。だがな鈴源、俺が貴様ん所に厄介になってから、これで何月になるかなあ?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)