“ぐんばつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軍閥80.0%
軍罰20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あそこの大きな角店かどみせと、盛り場一帯の縄張りを、施恩から奪い取っていたからこそ、その顔で日々莫大ばくだいな日銭もあがり、その悪銭の何割かが軍閥ぐんばつ一家の張家の内ぶところへも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侵略される肉体の所有者について探究するとき、かの女たちは、そこに帝国主義的な型を持った男性の手管を感じ、軍閥ぐんばつの持つ圧力を、ブルジョアジイの持つ征服にたいする歓喜を衝けるのだ。
戦争のファンタジイ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
「でなくてさえ、味方の敗軍はいぐんに、いらだっている主君には、手もなくそれを信じて、どもを軍罰ぐんばつにかけよという命令をくだしました」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)