“ぐがんしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
具眼者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真に用うる具眼者ぐがんしゃがいないのじゃ。孔子もいっているではないか。——十シツムラニハ必ズ忠信ノ人アリ——と。何でこの広い諸国に俊傑がいないといえよう
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或る感能の持主だけは、世のうごきを観とおすと共に自己の位置をさとり、自己を知ると共に、自己のあいてを知っていた。その点で、柴田勝家などもひとかどの具眼者ぐがんしゃにはちがいない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世間の具眼者ぐがんしゃが、彼をそうたのは、あたっている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)