“くんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葷斎50.0%
葷菜50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳湾は江戸詩人の中わたくしの最も愛誦あいしょうするものである。鄙稿ひこう葷斎くんさい漫筆』にその伝とあわせて記述する所があるからここには除いて言わない。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わたくしは今茲こんじ甲子の春正徳寺に赴きその孫女に面会した。その時聞き得た南園の逸事談は『葷斎くんさい漫筆』と題した鄙著ひちょに記してあるのでここには言わない。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それほどまでにこの葷菜くんさいと魚の白子とは、汁にしてよく性が合ひ、味が合ふのだ。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)