“くんくん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薫々93.8%
燻々6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏に近い太陽は、彼女の頬を果物くだもののようにつやつやとみがきたてている。薫々くんくんとふく若葉の風は肺の中まで青くなるほどにおう。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは何かというと、装束の肌着や錣頭巾しころずきんの裡に、き秘めている香のにおいの、誰の姿にも薫々くんくんと漂う死後のたしなみであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燻々くんくんと香のにおいすらするのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)