“くわんきてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歡喜天50.0%
觀喜天50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それは八五郎から聽きました。いよ/\曲者も、あせり出したと見えますね。歡喜天くわんきてんを、何處かへ移すやうなお話でもあるのですか」
柵を開き、拜殿の大海老錠おほえびぢやうを拔くと、中には立派なだんが据ゑてあり、とびらを開くと、等身よりやや小さいと言ふ、歡喜天くわんきてんの像が安置してあるのでした。
「山谷の聖天樣、——むづかしく言へば歡喜天くわんきてん樣、——降魔招福かうませうふく、歡喜自在の御利益ごりやくがあるといふ、てえした佛樣だ」
翌る日、さかひの町人皆吉が、千二百兩の大金を持つて來て、觀喜天くわんきてんを受取り、長崎奉行の手を經て、和蘭オランダ人に引渡されることになりました。