“くわい/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恢々50.0%
聵々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魚がどんな惡いことをしたのか知らないが、天網てんまう恢々くわい/\を漁網の嚴密なのに持つて行つて、漁業家の主人を世俗的に喜ばせた筆者の氣轉が思ひやられる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
世の聵々くわい/\しやりうは、之を偶然に歸するが、實は精の功これをして然るを得せしめたので、學に精に、思に精に、何事にもゾンザイならず、等閑なほざりならざる習慣の、其の人の身に存し居りたればこそ
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)