“くれむつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕六時33.3%
暮六33.3%
暮六刻33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と下女が二度目に使いに参り、帰った時にポーンと酉刻むつが鳴ります、朝飯あさはん夕六時くれむつでございます。是からお化粧に取り掛ります。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
門限は厳重ではあったが、一面には遅刻する者をかばうために、暮六くれむつ時の拍子木を打ってまわる仲間は、なるべくゆっくりと邸内をまわって、それから門番に報じて門をしめさせた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
下足番の男も疲れたとみえて、暮六刻くれむつが鳴って客足が少し途切れたところで、こう言い出した。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)