“くれたまさか”の漢字の書き方と例文
語句割合
暮田正香100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はその光をめがけながら飛びかう虫の群れをつくづくとながめているうちに、久しく音信たよりもしない同門の先輩暮田正香くれたまさかのことを胸に浮かべた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼はまた、その行列の中に加わっている先輩の暮田正香くれたまさかや、友人の景蔵や香蔵の姿を想像でありありと見ることができた。お民もその夜は眠らない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
半蔵はこの人を馬籠本陣に迎えて、日ごろ忘れない師鉄胤かねたねや先輩暮田正香くれたまさかからのうれしい言伝ことづてを聞くことができた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)