“くるわそと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廓外57.1%
曲輪外28.6%
遊廓外14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然しわたくしがわざわざ廻り道までして、この店をたずねるのは古本のためではなく、古本をひさぐ亭主の人柄と、廓外くるわそとの裏町という情味との為である。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
堤から下りて大音寺前の方へ行く曲輪外くるわそとの道も亦取広げられてゐたが、一面に石塊いしころが敷いてあつて歩くことができなかつた。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
吉原の遊廓外くるわそとにあった日本堤にほんづつみの取崩されて平かな道路になったのも同じ理由からであろう。
水のながれ (新字新仮名) / 永井荷風(著)