“くらやど”の漢字の書き方と例文
語句割合
蔵宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれはその金を吉原へ持って行って一月半ばかりに使ってしまったが、それから蔵宿くらやどやほうぼうを頼んで金をつかった
大西徳左衞門おおにしとくざえもんという者の総領で、この兄の名は徳造と申して、これも峯樹院様の御用達をして百俵も頂いて居りましたが、放蕩無頼で、蔵宿くらやどには借財も出来
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
このとき、うしろの蔵宿くらやど両口屋から出てきた老人の侍が、おなじく小手こてをかざして栄三郎を望見していた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お前さんも峯壽院ほうじゅいん様の御用達ごようたしでは無いか………お前さんは立派な天下の御家人では無いか、おとっさんが亡くなると蔵宿くらやどかりつくし、拝領物まで残らず売ってしまって
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)