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くちふる
ふりがな文庫
“くちふる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
朽古
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朽古
(逆引き)
瑪瑙
(
めのう
)
の橋のなごりだと言う、
蒼々
(
あおあお
)
と淀んだ水の中に、馬の首ばかり浮いたような、青黒く
朽古
(
くちふる
)
びた
杭
(
くい
)
が
唯
(
ただ
)
一つ、太く頭を出して、そのまわりに何の
魚
(
うお
)
の影もなしに、
幽
(
かすか
)
な波が
寂
(
さび
)
しく巻く。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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