“くいけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食気66.7%
喰気22.2%
喰毛11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比田はその頃から食気くいけの強い男であった。そうして余計食うのを自慢にしていた。それから腹の太いのをめられたがって、時機さえあれば始終たたいて見せた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不忍の昔は色気いま 喰気くいけ
東京万花鏡 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
只色気を見せる鼻毛と、喰毛くいけを見せる口だけが並外れて長いという、つまり極度に文化程度の低下した無知無能な性格を表わしております。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)