『東京万花鏡』
省線浅草橋駅歩廊の外側には、このほど穴だらけの焼トタン一めんに貼りめぐらされてゐるが、その南側の方の、なるほどすぐ目の前にはハッキリと両国橋の見られさうな小さな焼穴の上へ、幼稚な白墨の字で、 「ココカラ両国見エル」 と落書してある。微笑まし …
著者 | 正岡容 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約12分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約20分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
喰気