“ぎんぶすま”の漢字の書き方と例文
語句割合
銀襖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十分つ——一時間経つ——冷やかな銀襖ぎんぶすまに秋の日が暮れかけて、大川のの音や川波が障子ごしに薄ら寒くしのんでくる。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、慇懃いんぎんなことは、床の間や銀襖ぎんぶすまをひかえた客間の応対と変りもなかった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)