“きよほうへん”の漢字の書き方と例文
語句割合
毀誉褒貶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
様々の毀誉褒貶きよほうへんのうちに、夫妻の苦心の愛子——川上座は出来あがっていった。もうやがて落成しようとした折に、不意に夫妻の仲に気まずい争いが出来た。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その内容は一見驚くほど似通っていて、一つの調和あるチェーホフ像を浮びあがらせ、稍〻ややもすればほかのロシヤ作家に見られるような毀誉褒貶きよほうへんの分裂がない。
といって世間の毀誉褒貶きよほうへん無頓着むとんじゃくであったという。僕は悪口に対してはこの心がけをもって世に処したい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)