“きょうすいびょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
恐水病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この要旨を布衍ふえんして、命を惜しい人は皆烏天狗のようなマスクをつけて歩いた。恐水病きょうすいびょうの流行った頃口籠くつこめられて難渋したことのある畜犬共は
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
全人類のために貢献した彼の最大の仕事とわれているのは、恐水病きょうすいびょうの病毒を発見し、そしてその予防法を考案してそれに成功したことであります。
ルイ・パストゥール (新字新仮名) / 石原純(著)
恐水病きょうすいびょうをふせぐために、町中に、のら犬を歩かせないことにきめてしまいました。
やどなし犬 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
実際にこの予防法によって今までは全く治療の方法のなかった恐水病きょうすいびょうが癒やされるようになったということは、医学の歴史の上でいかにも輝かしい出来事であるとってよいのです。
ルイ・パストゥール (新字新仮名) / 石原純(著)
恐水病きょうすいびょうというのは、狂犬にまれた際におこる恐ろしい病気で、これを救う治療法はそれまで全くなかったのでしたが、パストゥールの熱心な研究の結果としてそれが見つけ出されたということは
ルイ・パストゥール (新字新仮名) / 石原純(著)