“きゅうしゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
九錫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昭は一時、大いに威を振るい、大魏大将軍になり、また、しん王の九錫きゅうしゃくをうくるにいたって、ほとんど、帝位に迫るの勢威を示した。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今はよろしく、魏公ぎこうの位に登って、九錫きゅうしゃくを加え、その威容功徳を、天下に見せ示すべきでありましょう
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに九錫きゅうしゃくの栄をうけて、魏公の金璽きんじを持たれたのは、いわゆる人臣の位を極めたというもの。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、九錫きゅうしゃくの栄誉を加え、臣下の太常卿たいじょうけい邢貞けいていにその印綬をもたせて、趙咨ちようしとともに呉へ赴かせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)