“きやうへう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狂飇50.0%
狂飈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こは音を以て言に代へたる全曲のじよ看做みなさるべきものなり。狂飇きやうへう波をむちうちてエネエアスはリユビアのなぎさに漂へり。風波におどろきし叫號の聲は神に謝する祈祷の歌となり、この歌又變じて歡呼となる。
劇詩の消長は劇界の動勢と密接の関係を有する者なるが故に、彼世界の故実旧式は、自からに明治文学の革命の狂飈きやうへうをも嘲笑すべき城壁となりて、容易に新生気を侵入せしめざるは当然の理なるべし。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)