“きねつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杵搗50.0%
肌熱50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女なるものに対する極度なあわれみと厭わしさと面白さは、もちゃもちゃと頭の中でからみ合い杵搗きねつかれ、痛痒かゆいとも、哀れになつかしいとも何とも言いようのない妙な感じに捉われるのでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
門人塩田良三りやうさん肌熱きねつ頭痛を覚えつつも、単身殮葬れんさうの事に当り、強ひて紋服に十徳を襲ねて柩の後に随つた。さて送つて長谷寺ちやうこくじに至つて、日暮にお玉が池に還つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)