“きちがいざた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狂人沙汰50.0%
狂気沙汰50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はパリの往来の石の上にすわって泣いた。が、老女エステルにこの狂人沙汰きちがいざたが理解されるはずもない。「今さらそれが何になろう」と彼に書くのが精々せいぜいであった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
しかしすでに瓦解がかいした物へ、さらに炎をかけ、血を注いで、それが何になろう。阿呆らしい、狂気沙汰きちがいざたと人がわらおう。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)