“きたせいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北静廬50.0%
喜多静廬50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香以の子之助は少年の時けい北静廬きたせいろに学び、筆札を松本董斎とうさいに学んだ。静廬は子之助が十四歳の時、既に七十に達して、竹川町西裏町に隠居していた。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
筠庭はもと漫罵まんばへきがある。五郎作と同年に歿した喜多静廬きたせいろを評して、性質風流なく、祭礼などの繁華なるを見ることを好めりといっている。風流をどんな事と心得ていたか。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)