“ききょうや”の漢字の書き方と例文
語句割合
桔梗屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところでその晩のことであるが、桔梗屋ききょうやという土地の茶屋から、紫錦へお座敷がかかって来た。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
又西河岸の桔梗屋ききょうやへ行って繁岡しげおかの顔でも見て楽しむ事が出来るという謀叛むほんが起り、其の深更に及んでお筆のうちの水口を開け忍込んで見ると親子とも能く寝付いて居る様子
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おなじく二十日には、深川箱崎町はこざきちょうの木綿問屋、桔梗屋ききょうや安兵衛の娘のお花、これも十七歳。
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)