“がんじん”の漢字の書き方と例文
語句割合
鑑真100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
発見といふのは、寺の敷地が伝説通り新田部にたべ親王の邸跡やしきあとに相違なかつたとか、開基の鑑真がんじん和尚が胃病患者だつたとかいふ、そんな無益な問題では無い。
しかし、素通りを縁として、井上靖の『天平のいらか』を速読した。かねて、唐招提寺の創立者たる盲目の鑑真がんじん和上の事を知りたいと思っていたためである。
冬の法隆寺詣で (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
唐から来た鑑真がんじんが唐招提寺に一つの中心を造ったのは、大仏の開眼供養よりは六七年も後のことで、ここに天平時代の後期が始まるのであるが、同じく玄宗げんそう時代の流風を伝えたにしても
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)