“がくりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
学寮66.7%
楽寮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぼくたち、学生時代の学寮がくりょう生活を自治だなんていって、いばっていたものですが、本気にやろうとすると、実際むずかしいものですね。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
かれらはよい侍になるのが目的なので、侍のみがいるこの城中に起居していることは、すでに学寮がくりょうにいる学生も同じだった。いいこと悪いことみんな真似まねする。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南苑なんえんたちばなには、春のよごれを降りながした雨あがりの陽が強く照りかえしていた。伶人れいじんたちが、院の楽寮がくりょうで、器楽をしらべているし、舎人とねりたちは、厩舎うまやの前にかたまって、白馬に水を飼っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)