“がくしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽就33.3%
岳州33.3%
鄂州33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、袁術の将星、梁紀りょうき楽就がくしゅうの二騎が、土砂まじりの山肌をすべるが如く馳け下ってきて、呂布を左右から挟んで打ってかかる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李豊りほう楽就がくしゅう陳紀ちんき梁剛りょうごうの四大将は、あとに残って、寿春を守ることになり、これに属する兵はおよそ十万。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岳州がくしゅうの或山道に十二人の歩兵を射倒した話、——譚は殆ど黄六一を崇拝しているのかと思う位、熱心にそんなことを話しつづけた。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
白楽天が聞いたという鄂州がくしゅうの女の琵琶もこうした妙味があったのであろうと源氏は聞いていたのである。弾きやめて女は物思いに堪えないふうであった。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)