“がいせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凱旋99.1%
外船0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……甲斐へ凱旋がいせんして間もなく、東堂舎人助は娘の初穂はつほと栃木大助との婚約の披露をした。これは真冬の雷のように人々をおどろかした。
一人ならじ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
採って来たたくさんの標本をもってその巨きな建物の間を自動車で走るとき、わたくしはまるで凱旋がいせんの将軍のような気がしました。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「こんどの外船がいせんさわぎで、会津あいづや川越の諸藩と交代に江戸湾警備を申しつけられ、その諸費用に大至急で国もとから取りよせた金だったんです」