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かんていりゅう
ふりがな文庫
“かんていりゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
勘亭流
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘亭流
(逆引き)
「
所作事
(
しょさごと
)
、
道成寺入相鐘
(
どうじょうじいりあいのかね
)
」——怪しげな
勘亭流
(
かんていりゅう
)
、それを思い切って筆太に書いた下には、
鱗
(
うろこ
)
の
衣裳
(
いしょう
)
を振り乱した美しい姫、大鐘と撞木と、坊主が数十人、絵具が、ベトベトとして
生
(
なま
)
な色。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今はもう昔がたりになったが、あの小さい劇場の有楽座が建ったはじめに、表に
勘亭流
(
かんていりゅう
)
の字で書かれた有楽座という小さい漆塗りの看板が掛っていたのに、私は奇異の眼をみはった事があった。
丸の内
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「だって、後見がうまくなけりゃ太夫が引立たねえや。さあさあ、殿様の曲芸、
米芾様
(
べいふつよう
)
の筆を以て、
勘亭流
(
かんていりゅう
)
の看板をお書きになろうとする小手先の
鮮
(
あざや
)
かなところに、お目をとめられてごろうじろ」
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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