“かわがに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川蟹50.0%
河蟹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木挽こびき炭焼すみやきの小屋に尋ねてきて、黙って火にあたっていたという話もあれば、川蟹かわがにを持ってきて焼いて食ったなどとも伝えます。塩はどうするかという疑いのごときは疑いにはなりませぬ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しおのさす黒い堀が通っているので、出格子だの、紅燈の下だのには、よく見ると、船虫や河蟹かわがにがぞろぞろ這っていて、それが生命取いのちとりのさそりという妖虫のようにうすきみ悪いが
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)