“かめじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
亀寿50.0%
歌女寿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやその五大院ひとりでは、万寿まんじゅ亀寿かめじゅの幼い兄弟ふたりを、しょせん一時に助け出すことはなるまい。兄の万寿はよそへ落したろうが、弟の亀寿は、たれの手にまかせたことか」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高時との仲にした当年九ツと七ツになる二人の和子があったので、わが身もなく、兄の万寿まんじゅを、五大院宗繁にあずけて先へ逃がし、弟の亀寿かめじゅは、諏訪すわ三郎盛高が、これを負って、遠くへ落ちた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お化け師匠——こういう奇怪な綽名あだなを取った本人は、水木歌女寿かめじゅと呼ばれる踊りの師匠であった。
半七捕物帳:05 お化け師匠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)