“かみばさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紙挾66.7%
紙挟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一弾は紙挾かみばさみに勢いをそがれ、横にそれてわきにひどい裂傷を与えていたが、それは別に深くはなく、したがって危険なものではなかった。
紙挾かみばさみにはたえず、自己流の一幕物か二幕物がはいっていた。しかしその価値についてはあまり自信がなくて、かつて判断に供するの勇気がなかった。
「フィーユ・デュ・カルヴェール街六番地、ジルノルマン氏。」それから彼は紙挾かみばさみをまたマリユスのポケットにしまった。
ジャヴェルはマリユスの紙挾かみばさみを取り上げてしまった。
氏は片手に紙挟かみばさみのようなものを持ってはいって来た。私達のすすめる羊羹を、「うまいですな。」と一切べた。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)