“かまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カマン
語句割合
何曼50.0%
花幔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よし、拙者が」と、旗本の李典が行こうとすると、いやこのほうに譲れと、曹洪が進み出て、わざと馬を降り、刀を引っ提げて、何曼かまんに近づき
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあやあ、俺を誰と思う。この地方に隠れもない、截天夜叉せってんやしゃ何曼かまんというのはおれのことだ。曹操はどこにいるか。真の曹操ならこれへ出て、われと一戦を交えろ」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曲曲回顧スレバ花幔かまん地ヲおおヒ恍トシテ路ナキカト疑フ。おしひらイテ進メバすなわち白雲ノ坌湧ふんようスルガ如ク、ようトシテ際涯ヲ見ズ。低回スルコトしばらクニシテ肌骨皆香シク、人ヲシテ蒼仙ニ化セシメントス。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)