“かしはのき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檞木50.0%
檞樹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十四時間のうち、たつた一時間だけ、彼女は、仲間の召使ひ達と階下したで一緒に過すばかりであつた。その他の時間は、すべて三階の、天井の低い檞木かしはのきの部屋で過した。
上川原野かみかはげんやを一目に見て、旭川の北方に連壘の如く蟠居ばんきよして居る。丘上は一面水晶末の樣な輝々きら/\する白砂、そろそろ青葉のふちを樺に染めかけた大きな檞樹かしはのきの間を縫うて、幾條の路がうねつて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)