“かごぬけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
籠抜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのへんに同じように葭簀張よしずばりの小屋を仕つらえた乞食芝居こじきしばい桶抜おけぬ籠抜かごぬけなどの軽業師かるわざしも追々に見物を呼び集めている処であった。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「全く驚いたよ。山川牧太郎が星田代二だとは。七年来お尋ね者の、五万円籠抜かごぬけ詐欺犯人が、大きな面をして、この帝都の真中にのさばっていようとは、誰だって考え及ばないからね」