“かけはないけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掛花活80.0%
掛花生20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その内に、床の間へ目が着きますとね、掛地かけじがない。掛地なしで、柱の掛花活かけはないけに、燈火あかりには黒く見えた、鬼薊おにあざみが投込んである。しからん好みでしょう、……がそれはまだい。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……ちょっとその小さな掛花活かけはないけを取って頂戴。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
各大小相当の皿に盛られて雑然並べてある、それでも中央の前の柱のカンテラの下には、掛花生かけはないけに菊の花がさしてある、婆さんらしいのが表へ尻を向けて仕事をしている。
八幡の森 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)