“かけくぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掛釘66.7%
懸釘33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は急ぎ足で玄関まで出た。その音を聞き付けて、門野も飛び出した。代助は不断着のまま、掛釘かけくぎから帽子を取っていた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は急ぎ足で玄関迄た。其おとを聞きけて、門野かどのも飛びした。代助は不断着ふだんぎの儘、掛釘かけくぎから帽子を取つてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
部屋の一端には巨大な一対の鹿しかの角が壁にはめこんであり、その枝は懸釘かけくぎの役をして、帽子や、鞭や、拍車をつるすようになっていた。