“かくへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
覚平50.0%
加久平50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かまわねえ、豆腐屋の子だから豆腐屋らしくしろよ、なにも金持ちだからっておせじをいうにゃあたらねえ」と伯父おじ覚平かくへいがいった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
至誠はかならず天に通ずる、チビ公の真剣な労働は邪慳じゃけんのお仙のつのをおってしまった、三人は心を一つにして、覚平かくへいが作る豆腐におとらないものを作りあげた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
覚平かくへいはこういって家をでていった、光一ははじめて例のさしいれものは父であることをさとった。その翌日から町々を顛倒てんとうさせるような滑稽こっけいなものがあらわれた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
彼はまえにもしるしたように、母の勧めもあり、彼自身も発奮するところあって、有力な親族や各方面の権威筋へ、しきりに顔出しをしてまわったとき、松家加久平かくへいという老職の家で
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)