“かいふくき”の漢字の書き方と例文
語句割合
恢復期100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手紙は宿の者が書いたので、五十日あまりまえからの病状と、今ではどうやら恢復期かいふくきになって案ずることもないという意味が精しくしたためてあった。
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
人は恢復期かいふくきよろこびに和らぐひとみをどうしても向うに見える樹木の残映にふりむけたくなるのだ……。
苦しく美しき夏 (新字新仮名) / 原民喜(著)
この鯛汁なんぞは鯛のスープに鯛の実に滋養分の多いお味噌に薬味も色々交じるからなかなか滋養分があるお料理で病人の恢復期かいふくきや産婦なんぞにちょうどいいね。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)