“おにごと”の漢字の書き方と例文
語句割合
鬼事100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前なる者馬を引き走り避けて後なる者射る、虎回れば後なる者またしかす、虎多しといえどもたちどころに尽すべしとは、虎を相手に鬼事おにごとするようで余りに容易な言いようだが
子供が鬼事おにごとなどをする時に「その手は食わぬ」などとよくいうものである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
障子も一時は黄色に見えたが漸次ぜんじ薄暗くなって、子供等の鬼事おにごとの声も遠ざかってしまうと、遥かにボーッ、ボーッと蒸汽船の笛の音が聞える。
黄色い晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)