“おおどぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大溝95.2%
大溝渠4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただいま御当家へまいる途中で、あの鬼婆横町を通りぬけると、丁度まんなか頃の大溝おおどぶのふちに一人の婆が坐っているのです。
妖婆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
またもう一人は、顎に膏薬を貼ったまま阿古十郎の前へ出たので、襟首をとって曳きずり廻されたうえ、大溝おおどぶに叩きこまれて散々な目に逢った。
顎十郎捕物帳:01 捨公方 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
大溝渠おおどぶを前にした一室を仕事場にして、其所そこで二年ぶりに手入れをした道具を備え、いよいよ本職の木彫りをもって世に立つことにしたのであります。