“おおづら”の漢字の書き方と例文
語句割合
大面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥さしも鷹匠とおなじことで、ふだんは御用をかさにきて、かなり大面おおづらをしているものであるが、この場合、かれは半七の救いを求めるように至極おとなしく振舞っていた。
半七捕物帳:15 鷹のゆくえ (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
稀〻たまたま、それが父の気もちにさわったらしく「何だ、その大面おおづらは。わずかばかりの給料を取って、働くのを鼻にかけるのか。人間、働くのは当りまえだ。働くのが嫌なら、やめちまえっ」
一杯も飲まなくっちゃあやりきれたものでねえ、そこで、商売上やむことを得ずしてお前たちを助けようてんだ、あんまり大面おおづらをするなよ、と内心こう思って脈を取ったり
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)