“おうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王庁33.3%
横超33.3%
王潮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さっきくわを持った時、邪魔になるので腰から抜いて、人形箱のそばへほうッて置いたのが不覚さ。実はあの中に、ヨハン様から渡された王庁おうちょうの文のうつしがはいっているんで……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういう通信は、故国の王庁おうちょうへも通じられていたから今までにも明瞭である。彼が、不明の人となったのは、慶長十七年、旅先で、不慮のわざわいに会って、関東の山へ姿を隠してからであった。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこでこれを「善悪に関する態度主義」と申します。宗教の態度は横に截る態度であります。横超おうちょうという言葉がありますが、横には截れるが縦には截れぬ。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
その年、審知は兄の王潮おうちょうと共に乱を起して晋安しんあんに勝ち、ことごとく欧閩おうみんの地を占有して、みずから閩王と称することになりました。