“おうしゅうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
奥州路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越後口から奥州路おうしゅうじに進出し、六十里ごえ、八十里越のけわしい峠を越えて会津口にまで達したという従軍の諸隊は、九月二十二日の会津落城と共に解散命令が下ったとの話を残し
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とどめず今めかしき石煉瓦れんがの垣さへ作り出でられ名ある樹木はこじ去られいにしへの奥州路おうしゅうじの地蔵などもてはやされしも取りのけられ鶯の巣は鉄道のひびきにゆりおとされ水雞くいなの声も汽笛にたたきつぶされ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)