“おうぎしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奥儀抄66.7%
奥義抄33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清輔きよすけ奥儀抄おうぎしょう』のこの歌の註にも、「武隈のはなはとて山の差し出でたる処のあるなりとぞ近く見たる人は申せし」とある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
奥儀抄おうぎしょう』『袋草紙ふくろそうし』『和歌初学抄』などの著者で、歌学者としても大家だったが、あとへ残った弟の顕昭は、歌学者として俊成・定家も一歩をゆずる当時第一の大家といってよかったものの
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
……十六歳の秋、隣りに私より二つ年嵩としかさあかねという方がいて、或るとき奥義抄おうぎしょうという書物をみせて下すった。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)