“おいひも”の漢字の書き方と例文
語句割合
負紐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中部では八丈島はちじょうじまと、北は北海道の前からの住民とのあいだに、負紐おいひもひたいにあてて背負うものがあって、これも女の運搬に多く行われている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
変り果てた朱実には、つい一年余ほど前の色も姿態しなもなかった。汚い負紐おいひもで、背なかには、二歳ばかりの嬰児あかごを背負っていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)