“えんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
轅門90.0%
苑門10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍臣から知らせると、董卓は容態をつくろって、轅門えんもんの前でゆらりと駒をおり、宝石をちりばめた剣をいて悠々と席へついた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武士たちは、孫韶を引いて、轅門えんもんの外へ押し出した。そして刑を行おうとしたが、何せい呉王孫権が可愛がっている甥なので
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抱えていた恩賜おんしの御衣と玉帯を、あわてて、たもとでおおいかくしながら、苑門えんもんのかたわらに身を避けていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)